水痘(水ぼうそう)を予防するワクチンで、2014(H26)年より2回の定期接種となりました。対象年齢は1~2歳児です。1歳になったらすぐに1回目のワクチンを受けて、その半年~1年後に2回目を受けるのがお勧めです。
水痘にかかっている人と接触があった場合は3日(72時間)以内であれば、ワクチン接種により感染予防ができます。
急性白血病、悪性腫瘍、免疫抑制剤・ステロイド剤の内服や注射をしているお子さんが、水痘にかかると、重症化し生命の危険もあります。健康な子どもたちのワクチン接種率が上がり水痘の流行がなくなることが、ハイリスクの子どもたちを守ることにつながっていきます。
また、妊婦の水痘は重症化しやすく、妊娠20週までにかかると頻度は少ないですが、赤ちゃんが先天性水痘症候群(皮膚の瘢痕、眼の異常)になることがあります。出産前後に発症すると新生児が重症水痘になります。水痘の免疫のない女性は妊娠前にワクチンを受けておくことが大切です。なお、ワクチンの接種をした場合には2か月間は妊娠しないでください。