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肩が痛い

肩の症状
  • シートベルトを引っ張ろうとしても痛くて取れない
  • 夜間に痛くて目が覚める
  • 手が上がらないので棚の上の物が取れない
  • 服の脱ぎ着が難しい

代表的な疾患

  • 肩峰下インピンジメント症候群
    肩峰の下において、肩峰と上腕骨との間に腱板(インナーマッスル)や滑液包などが挟まって炎症を来した状態です。どの年齢層でも発生しますが、若年者では水泳のクロールやテニスのサーブ・スマッシュなどオーバースローの動きを繰り返す人に起こりやすいとされています。
    主な治療方法
    ①痛みを誘発する動きを控える。②肩局所は温めて肩の可動域を維持するように振り子運動と両手で棒やステッキを持ってストレッチ運動を行う。③消炎鎮痛剤の処方、肩峰下滑液包にヒアルロン酸・ステロイドの注射を行う。
  • 肩腱板断裂
    上腕骨を動かす腱板のうち断裂するのはほとんどが棘上筋腱と棘下筋腱で、主として挙上動作に障害を来します。挙上動作で痛みを生じて力が入りにくくなります。外傷歴が明らかな場合と高齢者では腱板が変性して断裂に至っている場合があります。
    主な治療方法
    外傷による断裂で挙上する筋力が明らかに低下し、MRIで断裂部の厚みが十分である場合には手術的治療が選択されることが多いと思います。外旋と内旋の動作筋への理学療法は有効なことが多いので、ヒアルロン酸・ステロイドの注射とともにリハビリテーションを選択することが多くなっています。
  • 五十肩
    肩の痛みと可動域制限が特徴的な症候群で中年以降に好発します。病期を急性期、慢性期、回復期と分けています。急性期は炎症が強い時期で、動作時、安静時、夜間いずれでも痛みを生じます。慢性期は炎症が鎮まりながら可動域制限が進行していく時期で、衣服の着脱動作、結髪結帯動作などの支障を来します。
    主な治療方法
    痛みの除去と可動域制限の改善をターゲットにしています。急性期には保温・肩伸展姿勢防止(夜間)、消炎鎮痛剤・湿布処方、関節内注射などの除痛対策をします。慢性期には可動域改善のための積極的なリハビリテーションを行います。

当院の診療方法

  • 医師による診断
    問診では、 肩の痛みの発症時期、痛みを誘発する動作、支障を来している内容、夜間痛の有無、外傷の既往歴、職種やゴルフ・踊りなどの趣味をお聞きします。診察では、①肩関節を動かして、可動範囲と痛みの誘発、可動域制限のある方向(挙上、外旋、内旋)・程度、インピンジメント徴候などを確認します。②挙上、外旋、内旋の各動作の筋力を評価します。
    上記により、インピンジメント、腱板断裂、五十肩の診断について概略は把握できますので、次にエコー診察を行います。エコーで腱板の断裂の有無、水腫や石灰沈着の有無が判定できます。レントゲンで上腕骨頭・肩峰の変形、石灰の有無、骨頭と肩峰の間隙の評価を行っています。痛みが強く症状の改善が思わしくない場合、エコーで腱板の広範囲断裂が予測される場合などではMRIによる再評価も行います。
  • 治療
    痛み、可動域制限、日常生活動作の障害など症状が強い場合には、消炎鎮痛剤・湿布の処方の他に、ヒアルロン酸・ステロイドの注射、振り子運動を含む自主的なストレッチングの紹介や通院での積極的なリハビリテーションを開始しています。
  • リハビリテーション
    肩の痛みが長引いている方では、猫背などの不良姿勢の方が多く肩甲骨も可動性が悪くて有効に機能していないと思います。姿勢矯正とともに肩甲骨に対するリハビリテーションが大切です。
    肩挙上動作での痛みの誘発が多いので、外旋・内旋の筋滑走と筋力の改善を優先することも大切と思います。五十肩に対する可動域訓練では、外旋制限が軽快すると挙上も容易になりリハビリテーションも進む印象があります。自主的なストレッチングも必要なのですが、痛みも伴う疾患ですので自分だけで運動を続けることは長続きしない可能性があります。受験勉強の塾通いのようにペースメーカーとして定期的に通院して運動療法を行う方が早期に回復が得やすいと考えます。

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