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  • 日常的な疾患
    Q. 昨夜、階段の2段目から踏み外して左の足首を捻りました。夜中に痛みで目が覚めてから眠れませんでした。今朝は腫れが強くなっていて歩けなくなりました。どうしたらいいでしょうか。(29才女性) A. 足首の捻挫ではほとんどが《内返し+底屈位》の方向(足うらが見える状態)に捻って外側の靱帯を受傷します。靱帯断裂のない損傷(1度、いわゆる“捻挫”)、部分的断裂(2度)、完全断裂(3度...
  • 日常的な疾患
    Q. 半年ほど前から右手の母指と中指の付け根が痛くなりました。仕事柄、ハサミを使うことが多いのですが、仕事が終わると痛みが強く、翌朝には指を曲げることができません。ゆっくり握っていくと中指が引っ掛かったように今度は伸びなくなってしまいます。(51歳女性) A. 指の屈曲は、手のひら側にある屈筋腱によって行われます。この腱は指の付け根のところで靱帯性腱鞘という、いわば腱のトンネル...
  • 日常的な疾患
    Q. 2歳の男の子ですが、おにいちゃんと遊んでいて、急に左手を痛がって泣き出しました。それから全く左手を動かそうとしません。(28歳母親) A. 子供さんが手を引っ張られた後などに急に泣き出して腕をぶら下げたまま動かさなくなった場合には『肘内障(ちゅうないしょう)』を疑います。骨格が未熟な2~3歳に多く、手を引っ張られることにより、肘の外側の靱帯・筋膜が橈骨頭から外れて関節内に...
  • 日常的な疾患
    Q. 昨日から急に左肩に激しい痛みがあり、動かすことができません。夜もうずいて眠れませんでした。3年前には右肩に同じような症状があり、病院でレントゲンを撮ってもらったら石灰がついているといわれたことがあります。(45歳女性) A. 肩関節石灰沈着性腱板炎は、肩を動かす腱板の周囲に石灰が沈着しており、その石灰の周辺に急に炎症を生じて激しい痛みを起こします。40~50歳代の女性に多...
  • 日常的な疾患
    Q. 2日前に道普請で草を運びました。昨日は少し腰が痛い程度でしたが、今朝より痛みのため起き上がれなくなりました。寝返りもつらいです。(72歳女性) A. 骨粗鬆症がある場合には背骨の圧迫骨折を疑います。転倒して尻もちをついたなどの比較的大きな外力で骨折を生じることが多いのですが、このように軽い荷物を運んだことなど、ごく軽微な負荷でも発生します。 圧迫骨折を来すと、痛みのために...
  • 日常的な疾患
    Q. バレーボールをしていますが、3カ月前より右肩に痛みが続いています。右肩を挙げると痛いのでスパイクやトスがだんだんできなくなってきています。(38歳女性、主婦) A. 肩峰の下において、肩峰と上腕骨の間に腱板(インナーマッスル)や滑液包などが挟まって炎症を来すインピンジメント症候群が考えられます。 インピンジメント症候群は、バレーボール、野球、水泳、重量挙げなどのスポーツに...
  • 日常的な疾患
    Q. 11歳の子どもがサッカーで突き指をしました。病院に行った方がいいでしょうか。(母親より) A. 突き指は、野球、バスケ、サッカーなど球技によって多く発生しています。突き指により骨折・脱臼、腱の断裂、靱帯損傷、爪の損傷を来します。小学生以下では骨端線(骨の成長線)の損傷を多く認めます。損傷状態も様々で、痛み、腫れ、関節の運動制限、変形などの症状が出現します。 骨折では、強い...
  • 日常的な疾患
    Q. 3日前に風呂場で滑って転倒し、浴槽で右胸を打撲しました。だんだん痛みが強くなってきました。骨折が心配です。(72歳女性) A. 高齢者では、骨粗鬆により軽微な外力でも骨折の発生が危惧されますし、また脳梗塞・心筋梗塞後に抗凝固剤の内服を続けておられる方も多くなってきており、受傷部からの血腫の拡がりも気になるところです。骨折のない場合であっても、呼吸により患部の安静が維持でき...
  • 日常的な疾患
    Q. 以前より両膝にパキパキと引っ掛かるような感じがありました。1ヵ月前より、練習中に右膝の前面に痛みが出てきました。右膝をかばっていると左膝の前面にも同じような痛みが出てきました。長時間立っていると違和感があります。階段を下りるときにも痛みを感じます。(16歳女子高校生、テニス部) A. 膝の前面に痛みを生じる疾患の中で、特に膝蓋骨(お皿)の内側やや下方に限局した部位に痛みが...
  • 日常的な疾患
    Q. スポーツ少年団で野球をしています。キャッチャーをしていますが、1週間前の試合後から右肘が痛くなって遠投ができなくなりました。(11歳男子) A. 発育期には、骨端線がある、軟骨が分厚い、筋力が弱いなど構造的な弱点があるので、練習時間が長い場合やピッチャー・キャッチャーなど投球回数の多い子供では、投げ過ぎによる肘の投球障害(野球肘)を来してしまいます。投球動作の加速時に肘に...