近年、核家族化、母親の就業、父親の残業や子どもの夜遅くまでの塾通いなどライフスタイルが大きく変化して、家庭での食生活にも大きな変化がおこっています。ひと昔前ならあたりまえだった家族そろって夕食を食べることが困難になってきました。コンビニが普及していつでも、どこでも手軽にお弁当が買えて便利になりました。しかし、一方では家庭料理を作る能力の低下をきたし、我が家の味といったものを伝えられなくなってきています。食事のマナーも家庭でのしつけとして自然に身につかなくなっています。きちんと箸のもてない子どもさんも多いようです。
人は毎日食事をとって生きています。食についてもっと関心をもって、家庭で健全な食生活ができるように考えていきたいものです。
食事は健康に直接関わっており、子育ての中でも大切な問題だと思います。育児教室のテーマとして食のことを時々取り上げて、クリニックのスタッフもお母さん達と一緒に学習していこうと思っています。