かわかみ整形外科・小児科クリニック |整形外科サイト
小児科サイトはコチラ
TOPお知らせ日常的な疾患前十字靱帯断裂
診療時間 アクセス 採用情報
日常的な疾患
前十字靱帯断裂

Q. 昨日、ママさんバレーの試合中に着地時に左膝が内側に入り込むように捻りました。左膝がだんだん腫れてきました。歩くときに不安定な頼りない感じです。(29歳女性)

 

A. 膝の前十字靱帯断裂が最も疑えます。直接膝を強打するような外力ではなく、捻るという非接触性の受傷機転で損傷することが多いと云われています。バスケットボール、バレーボール、サッカーでの受傷が多いようです。断裂した部分から関節内に出血し血腫が溜まってきます。靱帯の支えがなくなり、歩行時に膝崩れ等の不安定性による症状を自覚します。
 診察時に、血腫や膝の前後方向の不安定性を証明できます。MRIで靱帯の断裂に伴う靱帯の弛緩、信号変化を認めれば確定診断になります。半月板断裂や内側側副靱帯断裂を合併することもあり、このような合併損傷があれば、手術的治療が第一に推奨されます。前十字靱帯だけの断裂でも、経年的に軟骨や半月板に2次的な損傷を来しますので、スポーツを続けたいという若くて活動的な人にも手術的治療が勧められます。