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日常的な疾患
上腕骨外側上顆炎(テニス肘、ゴルフ肘)

Q. 左肘が痛みます。なんとかゴルフコンペには参加しているのですが、、、(45歳男性)。

 

A. 肘の外側に痛みが出現し、痛みのため手指を強く握ることが出来なくなってきます。多くは使い過ぎが原因です。テニスのバックハンドストローク(テニス肘)やゴルフスイング(ゴルフ肘)で傷めることも多く、思い通りのプレイができない状態になってきます。力仕事の繰り返しやテニス・ゴルフを続けることで慢性化しやすい疾患です。肘の外側に圧痛点があり、手首を起こす動作で力比べを行うことで痛みを誘発すれば診断できます。
 重量物を抱えるなど痛みを誘発する動作を控えること、急性期には消炎鎮痛剤の内服、湿布・塗布薬が有効です。ステロイド注射は痛みに対して非常に効果的ですが、頻回の注射は副作用の観点から勧めていません。また、手首を起こす筋肉(橈側手根伸筋)を圧迫して痛みの誘発を抑えるサポーターも有効です。亜急性期から慢性期にはレーザー・超音波などの物療を行うこともあります。運動療法として、橈側手根伸筋のストレッチを行うことと軟式テニスボールなど柔らかいものを日頃から握ることで筋力を維持向上させることを勧めています。慢性化した場合には、体外衝撃波疼痛治療も有効とされています。