JBBY(日本国際児童図書評議会)主催の「子どもの本講習会」に参加して来ました。
児童文学翻訳や神話伝説などの研究が専門の百々侑利子先生には、
世界各国のギリシャ神話・エジプト神話・シュメル神話などの神話を分かりやすく
紹介してもらいました。
会場からも「へぇ~」の声も出て楽しく聞くことができました。
また児童文学が専門の宮川健郎さんからは、幼い子がまだ文字を知らない期間は
声のみで生きている限られた時期で”声の文化”の中にいることなど、
児童文学の声についてのお話があり
「聞くことのコップが満ちる」=たくさん読み聞かせてもらった声がコップにたまっていって
あふれる時が必ず訪れるという例えで話してもらい、その満ちてあふれる時期は
小学3年生頃なのだそうです。
だから小学3年生頃まではしっかりと読み聞かせをして、コップに声を注ぎ続けることが
大切と話してもらいました。
身体から発せられた声を身体の耳で聞くという身体同士の関わりだからこそ読み聞かせが
素晴らしいことなのでしょうね。
親子で絵本を読み合う幸せな時間を大切にしてみてはいかがですか?
きっとお子様の素晴らしい笑顔に出逢えると思います。