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くらしと育児
薬の上手な飲ませ方
2017/11/21

 お子さんに処方される内服薬は、シロップ剤と粉薬が多いと思います。小学生以上になると、錠剤やカプセル剤でも上手に飲めるようになりますが、幼少のころは錠剤が安全に飲めないため処方はしません。

赤ちゃんの場合にはシロップ剤はスポイドを使って少しずつ飲ませるか、哺乳瓶の乳首に入れて吸わせると良いでしょう。シロップ剤と粉薬が一緒に処方されたら、飲ませる直前に混ぜても構いません。ミルクのなかには決して混ぜないようにして下さい。ミルクの味が変化してミルク嫌いになると困ります。

 薬の種類によって一日の回数(1回~4回)が異なるので間違えないように注意してください。また、食後に内服するように指示されていた場合に、「具合が悪くて食事をとらなかったので、お薬は飲ませていません」と言われて驚くことがあります。食事の摂取には関係なく一日の回数分はきちんと飲ませて下さい。赤ちゃんは哺乳直後には薬を飲んでくれないこともあります。また、薬が嫌いなお子さんでは、食後に飲むと薬といっしょに食べた物を吐いてしまうことがあります。このような場合は、様子をみながら哺乳や食事の前後は避けて飲ませてください。

 薬が好きでそのまま飲めるお子さんは、粉薬を直接口に入れて水や湯冷ましで飲ませましょう。少量の水や湯冷ましで溶いてスプーン1~2杯にして飲ませるのもいいと思います。または、少量の水で練って、きれいな指で頬の内側や上あごに塗りつけて水や湯冷ましを飲ませて流し込んでもいいでしょう。

 どうしても薬が嫌いで飲めないお子さんには、色々と工夫をしてみましょう。牛乳やウーロン茶に混ぜてみる。ただし、飲みきれるように少量に混ぜて下さい。ジュースやイオン飲料に混ぜるとかえって苦味が強くなってくることもあります。練乳、ジャム、チョコクリーム、チョコプリン、アイスクリームなどに混ぜて食べさせる。いずれも混ぜたらすぐに飲ませるようにして下さい。苦い薬のまわりは甘くコーテングしてあります。時間がたつとコーテングがはがれてかなりの苦味が出てきます。薬の種類のよって混ぜない方がいい組み合わせがありますので、薬剤師さんに相談されるといいと思います。ハチミツは乳児ボツリヌス症という病気にかかることがあるので、乳児には絶対に使わないで下さい。

 色々と試しても、頑として飲まないお子さんもいます。このような時は処方された先生に相談して下さい。薬を飲まないからといって、そのまま放置しないようにして下さい。

 どんな場合でも、薬が飲めたら、しっかりと褒めてあげて下さい。家でお母さんだったら、嫌がって飲まないお子さんが、保育園で先生だったらすんなり薬を飲むという話はよくききます。もちろん、お母さんには甘えているのかもしれませんが、こわい顔で無理やり飲ませるぞというオーラは消して、いい雰囲気を作って飲ませるように心がけてみて下さい。