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ワクチンのはなし
予防接種は生後2か月からスタート
2017/10/03

 近年、新しい予防接種が次々と接種できるようになってきました。2013年4月からインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンが、欧米から遅れること10~20年で、やっと日本でも定期接種となりました。この二つのワクチンは生後2か月から接種できるので、お子さんが2か月になられたら、最初に接種することをお勧めします。どちらのワクチンも約4週間の間隔で続けて3回の接種が必要です。

 定期接種にはなっておりませんが、ロタウイルスワクチンもこの時期に接種することが望ましいです。経口の生ワクチンで、生後6週から接種可能ですが、生ワクチンのため次のワクチンまでは4週間空けなくてはいけません。単独でロタウイルスワクチンを生後6週で接種すると、次のワクチンは生後10週になるまではできません。ヒブと肺炎球菌の接種開始が10週と遅れるので、ロタウイルスワクチンを接種する場合は、生後2か月にヒブ、肺炎球菌、ロタウイルスワクチンの同時接種がいいと思います。

 次に、生後3か月からは四種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)ワクチンの接種が3回続けてあります。ほかにB型肝炎やBCGと乳児早期に接種して欲しいワクチンが多くあります。

 これらの多数のワクチンを1種類ずつ接種していくと、日数がかかり、接種の適切な時期が遅れがちになります。重要なことは、適切な時期に適切なワクチンを受けることなので、同時接種を行っております。複数のワクチンを同時接種しても、有効性にはかわりなく、副反応が多くなることはありません。特にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンについては、同時接種により早期に免疫をつけて、細菌性髄膜炎にかからないようにしてほしいと願っています。

 1歳のお誕生になったら、麻しん風しん混合(MR)ワクチン、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチンの接種ができます。どのワクチンも1回の接種では大人までの十分な免疫力は保持できませんので、2回の接種をします。MRとおたふくかぜワクチンは、2回目は小学校入学前の年長組で受けます。水痘ワクチンの2回目は1回目終了後、6~12か月後に受けてください。

 このように子どもが接種できる予防接種の種類が多くなり、特に1歳のお誕生日までに集中しています。まずは、「生後2か月になったらワクチンを」と覚えておくといいでしょう。1か月健診のときに、予防接種についてスケジュールを聞いておくといいと思います。