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ワクチンのはなし
インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチン
2017/10/03

 ヒブ(Hib)とはヘモフィルス・インフルエンザ菌(Hi)b型の略称です。冬に流行するインフルエンザは、同じ名前ですがウイルスによるもので、まったく別の病気です。ヒブワクチンは日本では2008年12月から任意で接種ができるようになり、2013年4月から定期接種になりました。

 では、ヒブワクチンがどうして必要なのでしょうか?

 ヒブが原因で発症する感染症は、乳幼児にとっては重症で命をおとす危険性があるからです。

 病気としては、髄膜炎、喉頭蓋炎、肺炎、敗血症など重篤な感染症です。ほとんどが5歳未満で発症します。ヒブワクチンの接種開始以前は日本では年間約600人のお子さんがヒブによる髄膜炎にかかっていました。そのうち約3割のお子さんに難聴や神経学的後遺症(けいれん、発達の遅れ)が残ったり、あるいは亡くなったりすることもあるこわい病気です。

 欧米では以前よりヒブワクチンが接種されており、ヒブによる乳幼児の重い感染症は激減し、今ではまれな病気になっています。同様に、日本でもヒブワクチンの接種開始後の全国調査(10道県サーベイランス)では、2014年と2015年はヒブによる髄膜炎の報告はゼロになり、著減しています。あっという間に驚くべき効果がありました。

 接種のスケジュールですが、年齢によって受ける回数が違います。接種開始が生後2か月~7か月未満では4~8週間隔で3回受けて、約1年後に1回追加します。この時期はちょうど肺炎球菌、四種混合(DPT-IPV)、ロタウイルス、B型肝炎などの接種と重なるので、同時に接種をするのがお勧めです。生後7か月~12か月未満で開始するときは2回受けて、約1年後に1回追加をします。1歳~5歳未満は1回の接種のみです。ヒブに対する抵抗力は年齢とともに上がってくるので、5歳以上のお子さんでは接種は必要ありません。ヒブは不活化ワクチンなので、接種後には1週間あければ別の種類のワクチンは接種できます。

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