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皮膚の病気
外傷・事故
やけど(熱傷)
2017/10/17

 乳幼児期のやけどはほとんど家庭内でおこります。どんなやけどが多いかを知っていれば、未然に防ぐことができます。

 やけどの原因としては熱い液体によるものが一番多いです。味噌汁、お茶、コーヒー、麺類、スープなどをひっくり返して起こります。朝食のときに味噌汁を食卓に並べたら、親も一緒に席に着くようにしましょう。お母さんがちょっと目を離した瞬間にひっくり返してやけどをするからです。いつも食事のときには熱い汁ものは最後に並べるようにするといいと思います。テーブルクロスを引っ張ってこぼすことがあるので、小さい子どもさんと一緒に食事をするときにはクロスはないほうがいいでしょう。

 幼児になってあちらこちら動き回るようになると熱いものに触れてやけどをするようになります。ストーブ、アイロン、鍋、グリルの魚焼き器のガラス、炊飯器の蒸気や床の上の加湿器の蒸気に触れてしまいます。

 熱い風呂への転落は大やけどになりますので、風呂場には子どもがひとりで入れないように工夫が必要です。

 屋外では夏の花火やキャンプでのバーベキュー、冬の焚き火などの行事の際にはつい大人も気が緩みます。大人も子どもと一緒に楽しむのは大変いいことですが、小さい子どもにやけどをさせないように注意するのは親の役目です。大人同士で盛り上がって、子どもをほったらかしにしないで下さい。

 また、寒いところではカイロを使用することもありますが、特に貼るタイプのカイロでは長時間にわたって同じ部位で使用すると低温やけどになることがあります。使うならある程度厚みのある衣服の上に貼り、時々貼る位置をずらして下さい。

 では、やけどをしてしまったらどうしましょうか。まず、すぐに20~30分位は流水や洗面器の水で冷やしてください。あわてて、「病院をさがして受診する」ことより「素早く十分に冷やす」ことが重要です。赤くなっているだけでしたらそのまま様子をみていいです。但し、お風呂に入ったときに強くこすらないようにしてください。翌日に水疱になることもあるので注意してみておいてください。

 水疱ができたらつぶさないようにして病院に連れて行きましょう。もし、つぶれてしまったら感染しないように清潔にしてください。民間療法でいろいろと塗るのはやめておいてください。衣服の下のやけどは服をぬがさないで服の上からそのまま冷やしてください。

 熱い風呂への転落や熱湯をかぶったなど広い範囲の大やけどの場合は、救急車を呼んで濡れたタオルなどで冷やしながらすぐに病院に連れて行ってください。

 大人から見れば、当たり前の危険なことは乳幼児にはわかりません。花火をみても「きれい」なので触ろうとします。熱いとか危ないとかはわかりません。小さい子のやけどは大人の不注意です。身の回りのやけどにつながりそうなものは子どもの目線でみて、危なくないように工夫してください。

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