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83. 日本脳炎ワクチン
2017年5月
 日本脳炎ワクチンは合計4回の定期接種があります。不活化ワクチンなので、接種後1週間すれば別の種類のワクチンは受けられます。
 まず、1期は3回受けます。標準では3歳になって、初回の2回(4週あけて)の接種を受け、1年後に追加接種を1回受けます。1期は生後6か月から90か月で接種可能なので、諸事情があれば、3歳以前に接種を開始しても構いません。2期は小学生になってからの9〜12歳で1回接種します。
 この4回で定期接種は終了ですが、日本脳炎に対する免疫効果はおよそ10年間といわれています。生涯にわたっての効果はありません。大人になっても抗体を維持するためには5〜10年毎の追加接種が必要です。日本では西日本を中心に日本脳炎患者は発生していますが、年間の患者数はごくわずかです。かつては幼児、子どもに多く発症していましたが、予防接種の効果で減少し、最近は高齢者が中心になっています。一方、海外ではアジア地域では流行していますので、このような流行している地域に行くときにトラベラーズワクチンとして日本脳炎ワクチンを受けるのがお勧めです。
 ワクチンに関してはちょっと困った問題が2005年に起こりました。予防接種の重い副作用が認められたため、厚生省が積極的な接種を控えるように通達したのです。これによって約4年間、子どもの日本脳炎ワクチンの接種はほとんどストップしてしまいました。2009年の春により安全なワクチンが開発され、接種が再開されました。この4年間に定期接種の年齢を過ぎてしまった子どもたち(平成7年4月2日〜平成19年4月1日生まれの方)は特例対象者として、20歳までに臨時に接種を受けることができます。
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