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75. ヘルパンギーナ
2016年7月
 ヘルパンギーナは「夏かぜ」の主な原因のエンテロウィルス感染症の中のひとつの病気です。乳幼児に多くみられますが、小学生でもかかります。エンテロウィルスの中のコクサッキーウィルスA群の感染が原因となっておこります。
 経口・飛沫感染をします。ウィルスはのどから入って腸管内で増殖します。「エンテロ」という言葉は「腸管」という意味です。
 感染して2〜5日後に突然の高熱で発症し、のどが痛くなってきます。のどの奥には、水疱、びらん、潰瘍がたくさんできてきます。痛みのために唾液を飲みこめず、よだれが多く出るようになります。食べることが困難になり、「お腹は空くのに、痛くて食べられない状態」になってしまい、とても不機嫌になることがあります。「親も子ものどの痛みを何とかしてください」ということになりますが、どうしようもなく辛抱して待つことしかできません。たまには、のどは見るから痛そうなのに、普通に食べることができるお子さんもいます。数日すると自然に治りますが、脱水症になれば輸液をします。のどの痛みや発熱には、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)を使うこともあります。食べ物、飲み物は柔らかく、しみないものを選んで少しずつ食べさせるようにしてください。
 登園・登校禁止の病気ではないので、元気になれば通ってもいいです。しかし、実は回復後も腸管からはエンテロウィルスがしばらくは排出されるので、排便時には手洗いなどに気を配ってください。
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