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67. インフルエンザワクチン
2015年11月
 インフルエンザワクチンは、ウィルスの感染や発症を完全に抑えることはできませんが、発症しても重症化するのを予防します。病原性のない不活化ワクチンなので、ワクチンが原因でインフルエンザを発症することはありません。
 毎年、ワクチン株はそのシーズンの流行を予測してWHOが推奨株を選定します。それを参考にして、日本では5〜6月頃に次シーズンのワクチン株が決定します。このようにワクチンに含まれる株の種類は毎年違っています。A型とB型が含まれており、従来はA型2種類、B型1種類の3価でしたが、2015〜2016年ではA型2種類B型2種類の4価ワクチンになりました。
 インフルエンザは12月末〜3月にかけて流行しますので、12月中旬までには接種を終えておくのがいいと思います。ワクチンの接種をして2週目から抗体が上がり効果が出てきます。1か月後にピークになり、3〜4か月後には徐々に低下し始めます。5〜6か月後までは効果があります。流行期間は長いので、流行し始めなら接種してもまだ間に合うと思います。
 接種回数は、生後6か月〜13歳未満は2回、13歳以上は1回または2回とされています。2回接種する場合の間隔は免疫効果を考慮して、4週間あけるのがいいと思います。もし、4週間以上あいた場合は、できるだけ早く受けてください。インフルエンザは不活化ワクチンなので、接種後は別の種類のワクチンは1週間あけると受けられます。
 「妊娠中ですが、受けられますか?」とよく質問されます。初期では自然流産が起こりやすい時期なので避けて、12〜14週以降で接種されるのがいいと思います。妊婦はインフルエンザの合併症がおこりやすいので、ワクチンはお勧めです。また、授乳中の場合ですが、乳児に感染させないためにも母親がワクチンを受けてインフルエンザの予防をすることは大切です。母乳中にはワクチンの成分が移行しますが、無視できるくらいの微量なものです。
 65歳以上と60〜64歳で基礎疾患のある方は、定期接種になっています。一部負担金はありますが、公費で実施されています。高齢者では症状の重症化が避けられると、合併症の併発や死亡するリスクを抑えられます。
 また、インフルエンザワクチンは製造過程で鶏卵を使用しますので、卵アレルギーの子どもへの接種が問題になってきます。しかし、ワクチンは高度に精製されていますので、残存の卵成分はごくごく微量です。卵でのアナフィラキシー症状がない場合は、ほとんど接種が可能です。ご心配な場合は、少しのワクチン液で皮内テストを行っている病院で相談してみてください。
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