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小児科
病気のはなし
61. 反復性耳下腺炎
2015年3月
 反復性耳下腺炎はその病名のように、耳下腺の腫れをくりかえし起こす軽症の病気です。3歳くらいから小学校低学年にかけて発症します。数か月ごとにくりかえすお子さんもいます。
 片方だけの耳下腺が腫れるのが特徴的です。痛みはありますが、発熱はほとんどありません。次の日には腫れは軽くなり、2〜3日で自然に治ってきます。人にうつすことはありません。
 原因はよくわかっておりません。口腔からの感染、耳下腺の先天的な形態異常、免疫の異常、アレルギーなどが考えられています。
 「耳下腺の腫れ=おたふくかぜ」と連想するため、今まで何回もおたふくかぜにかかったと言われることがあります。おたふくかぜには一回しかかかりませんので、おそらく何回かは反復性耳下腺炎だったと思われます。病初期にこの2つの病気を確実に区別することは難しく、経過をみて判断します。
 おたふくかぜの既往がはっきりしない場合は、病初期にはおたふくかぜの可能性があるため登校ができません。この病気はくりかえし起こるので、その度に無用な欠席をすることになってしまいます。おたふくかぜにかかったことがあるかどうかについては、血液検査で抗体を調べればわかります。ぜひ、検査を受けてみましょう。もし、抗体があれば耳下腺が腫れても「おたふくかぜではない」ので、登校できます。
 治療は痛みに対しては鎮痛剤、感染が考えられれば抗生剤の投与を行います。
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