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44. 不活化ポリオワクチン
2012年9月
 今月(H24年9月1日)より、ポリオワクチンの定期接種が、生ワクチンから不活化ワクチンに一斉に切り替わりました。従来の生ワクチンでは、副作用によるワクチン関連麻痺が起こることがありました。発生頻度は、国内では450万投与に1例と報告されており、高くはありませんが、麻痺は不可逆性で後遺症が残り、大きな問題になっていました。
 日本では1961年にポリオが大流行し、生ワクチンを緊急輸入して投与しました。効果は絶大で、流行は終息しました。以後、1964年から生ワクチンが定期接種に組み込まれ、1980年よりポリオ患者は発生していません。国内では、長い期間にわたってポリオ患者の発生がない中で、生ワクチンによる健康被害だけが続いていました。専門家の中では、ワクチン関連麻痺を起さない不活化ワクチンへの切り替えの必要性が、かねてより指摘され続けていました。今回、やっと不活化ワクチンが認可され定期接種になりましたので、安心して接種を受けることができるようになりました。
 不活化ポリオワクチンの接種について、具体的に説明します。生後3か月から初回接種として開始し、3〜8週の間隔で3回接種、さらに追加接種として6か月以上あけて4回目を接種します。合計4回の接種で終了です。
 生ポリオワクチンを1回接種している場合は、不活化ワクチンは3回接種することになります。初めの2回は3〜8週の間隔で接種、追加接種として6か月以上あけて3回目を接種します。
 生ポリオワクチンを2回受けている場合は、不活化ワクチンの接種は必要ありません。
 生ワクチンでは、多くの地域で春、秋に経口投与で行われていましたが、不活化ワクチンは皮下注射となり、いつでも接種可能になりました。
 さらに今年の11月頃には、4種混合ワクチンが導入される予定です。これは現在の3種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風)に不活化ポリオワクチンを加えたものです。生後3か月からの接種なので、今年の8月以降に誕生された方からが対象となってくると思われます。
 最近、接種できるワクチンが数多くなり、特に生後6か月までに集中しています。接種計画をきちんと立てることが大切です。1か月健診で小児科を受診された際には、予防接種のスケジュールについてぜひ相談して下さい。
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