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小児科
病気のはなし
31. 下痢について
2011年1月
 下痢はお子さんではよくある症状のひとつです。一般に下痢とはいつもより便の水分が多く軟らかくなり、排便回数が増えた状態です。
 原因で一番多いのが「ウィルス性胃腸炎」です。よく「お腹のかぜですね」と説明をうけているのではないでしょうか。乳幼児に多い便が白っぽくなる「ロタウィルス」、集団発生の話題をきくことのある「ノロウィルス」、「アデノウィルス」などが知られています。
 次に多いのが「細菌性胃腸炎」で、粘血便がでることもあります。細菌には「サルモネラ菌」、「キャンピロバクター菌」、「腸管出血性大腸菌」、「赤痢菌」などがあります。
 下痢の時に食事をどうするか?ご家庭では一番気になることです。
 以前は今より重症な場合も多く、下痢の時は腸を休ませるといって「絶食」がすすめられたことがありました。何も食べない、飲まないので下痢が少なくなって回復したように見えました。しかし、腸管を使わないため、かえって腸が弱くなって食事を始めると再び下痢になります。結局、治るまでに日数がかかってくることがわかってきました。
 最近では、普通に食べたり、飲んだりしてもらっています。母乳のお子さんは中止せずにそのままの回数で続けてください。ミルクのお子さんはいつもの濃度と量で、2倍にうすめたりしないでそのまま続けてください。離乳食のお子さんも食欲があれば、消化の良いものを食べてください。
 下痢で水分が失われて脱水症になるのを予防するには、一回の水様便につき体重1kg当たり10mlの乳幼児用のイオン飲料を飲ませるといいでしょう(例えば、10kgの体重のお子さんでは100mlです)。
 母乳やミルクが飲めず食事も摂れなくなり、尿の回数が減ってくれば、脱水症をおこしていると思われますので、点滴が必要になります。
 また、下痢のときに病院を受診しても「下痢止め」の薬がなかったと不満に感じられる場合がありますが、お子さんの下痢にたいして下痢止めの薬を使うことはありません。特に「細菌性胃腸炎」では下痢止めの薬を使うことで、体の中で細菌が増殖するのを助けることになります。下痢は止めずにしっかりと出したほうがいいのです。腸管の粘膜が回復してくれば、下痢はよくなってきます。
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