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小児科
病気のはなし
28. 鼻血
2010年9月
 子どもはよく鼻血を出します。すぐに止血する場合は、大きな病気の可能性はほとんどありません。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)などの鼻の病気の時や、鼻の中に湿疹ができて、鼻の中がかゆくて鼻ほじりをしたり、鼻汁が多く何回も強くかんで粘膜を傷つけることで出血します。
 出血を起こす場所は、ほとんどがキーゼルバッハ部位というところです。鼻に指を少し入れた時に指先で触れる中央の硬い部分で、ここは血管が多く粘膜がうすいため傷つきやすくなっています。
 お子さんが鼻血を出した時には、座って前かがみの姿勢で小鼻をつまんで5〜10分間圧迫して下さい。顔を上に向けると、鼻血がのどに流れて飲み込んでしまって吐き気をもよおすので止めましょう。また、鼻の付け根を冷やすと血管が収縮するので止血には効果があります。綿花やティッシュを鼻に詰める時は、奥の方に入り込まないように注意して下さい。
 以上の処置で出血が止まるようであれば、そのまま様子をみましょう。15分以上も止血しない時や、大量の出血があった時はすぐに耳鼻科を受診して下さい。また、頻繁に出血を起こす時も診てもらったほうがいいでしょう。鼻炎や副鼻腔炎にかかっていれば治療が必要です。耳鼻科では、鼻血の原因となるような血管を焼灼する治療も行っています。

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