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26. 腸重積症
2010年5月
 腸重積症は名前のように、腸が腸の中に入り込んでしまう病気です。多くは小腸が大腸の中に入ってしまいます。生後3か月から3歳までの乳幼児に発症します。ほとんどの場合は原因がわかっていません。
 まれな病気ですが、症状が特徴的なのでぜひお母さんやお父さんは覚えていて下さい。元気に遊んでいたのに突然不機嫌になって、激しく泣きだします。からだを曲げてお腹が痛そうです。ところが3〜4分後にはケロッとして元気に遊びはじめます。しばらくしてまた痛そうに大泣きをはじめます。同じことを繰り返したあとだんだんと顔色も悪くなり、ぐったりしてきます。嘔吐も出てきます。入り込んだ腸が締め付けられて、苺ジャムのような血便が出ることもあります。
 発症から24時間以内でしたら、肛門から造影剤などを注入する(高圧浣腸といいます)方法で入り込んだ腸を元に押し戻すことができます(整復といいます)。24時間以上経って全身状態が悪くなっていれば手術が必要になります。手術の際に、もし入り込んだ腸が血行不良によりくさっていれば切除するようになります。
 早期に診断がつけば手術は避けられます。大泣きしては止んで元気になって、また大泣きしてはぐったりして・・・こういう経過をみられたら「腸重積」かもしれないと疑って、すぐに小児科医に診てもらって下さい。できれば小児科と外科の揃っている病院が良いと思います。

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