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23. 子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)について
2010年2月
 子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)が、2009年12月末から日本でも接種できるようになりました。海外では、すでに約100か国で12歳前後の女子にワクチンを接種して子宮頸がんの発症を予防しています。
 子宮頸がんは初期には自覚症状がないため、発見が遅れます。日本では、毎年15,000人の女性が発症しており、特に20〜30代での罹患が急増しています。   
 子宮頸がんの原因は発がん性のヒトパピローマウィルス(HPV)の感染によります。HPVは皮膚や粘膜にいるありふれたウィルスで、100種類以上が知られています。このうち約15種類が発がん性HPVです。HPVは性交渉によって感染します。女性の約80%は一生に一回は発がん性HPVに感染しているといわれています。多くは自然に排除されますが、ごくわずかの人では、頸部の細胞に持続感染して数年から十数年かかってがん化してきます。
 予防ワクチンを接種すると発がん性HPVの16型と18型の2種類に対して抗体をつくることができ、感染するのを防ぎます。この16型と18型が子宮頸がんの原因の約70%を占めています。残り30%を占める発がん性HPVは予防できません。また、接種前に感染したHPVを排除したり、がん病変を治癒させることはできません。ワクチンを受けていても、20代からの定期的な検診は早期発見のためには重要です。
 接種対象は10歳以上です。感染する可能性の低い10代前半に受けることがおすすめです。6か月間に3回の接種を行います。費用は高額で3回接種して数万円かかりますが、お子さんの将来に備えて、10歳になったらぜひとも準備をはじめてほしいと思います。もちろん今後は、公的な支援が早期に望まれます。
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