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小児科
病気のはなし
22. 突発性発疹症
2010年1月
 「突発性発疹症」は突然高い熱が出て、3〜4日間続き、熱が下がるとともに顔と体に発疹が出てくるのが特徴的です。生後6か月から15か月の間にかかることが多いので、生まれて初めて熱が出た時によくみられる病気です。
 発疹は1〜3日できれいに消えてきます。熱以外には少し便がゆるくなることがありますが、そのほかの症状はあまりありません。わりに機嫌もよく食欲もあります。
 原因はヒトヘルペスウィルス6(HHV-6)の感染によるものが多く、一部はヒトヘルペスウィルス7(HHV-7)によるといわれています。ウィルスが二種類あるので、二度かかることがたまにありますが、HHV-7による場合は症状が軽いようです。
 ヘルペスウィルスはいったん感染すると、長い間からだの中に潜伏します。大人は唾液中にHHV-6とHHV-7を排泄しています。したがって、大人から唾液を介してうつるといわれています。
 ほとんどのお子さんは2歳くらいまでにかかりますが、「突発性発疹症」になっていないお子さんもかなりの割合であります。「うちの子は突発性発疹症をしていませんが、いいでしょうか?」と尋ねられることがあります。ウィルスに感染しても発病しない不顕性感染のかたちをとることもありますので、「突発性発疹症」にかからずに育っても大丈夫です。
 特別に効く薬はありません。熱が高く機嫌がわるければ、解熱剤を使って様子をみます。熱性けいれんを起こした時や、水分補給ができずに元気がない時はもう一度診察を受けてください。高い熱が続いて不安になられるでしょうが、一般には軽い病気ですので心配はありません。
 ただし、生後初めての熱には「突発性発疹症」以外に重症の病気もあります。初めて熱を出した時は必ず小児科医にかかって下さい。
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