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21. おねしょ「夜尿症」について
2009年10月
 まずはじめに、おねしょは6歳までは全く心配ありません。
 夜中におしっこをしてしまう理由は、大きく分けて2つあります。おしっこの量が多くておねしょをしてしまう多尿型と、膀胱が小さいためにおねしょをしてしまう膀胱型があります。多尿型は、夜間におしっこの量を少なくするように調節するホルモンの分泌が未熟なため、たくさんのおしっこができてしまいます。膀胱型は、膀胱の筋肉が未熟なために拡がらずに容積が小さいので、おしっこを朝までためられません。
 このような機能は、大体6歳を過ぎれば自然に発達してきます。4〜5歳くらいのお母さんから「うちの子はよくおねしょをするので、布団を干すのが大変です。どうにかなりませんか?」と相談されることがあります。お母さんの気持ちもわかりますが、もう少し機能が発達するのを待ってあげましょう。本人はどうしようもありませんので、しからないで下さい。しかられると「おねしょ=わるいこと」とマイナスの感情を持ってしまいます。布団の後始末は面倒でしょうが、親はカラリと明るく対応してほしいと思います。個人差があるので、兄弟や友達と比べてあせらないようにしましょう。
 ご家庭での注意点は、寝る前に水分を多く飲まないように気をつけましょう。出来れば夕食までにしっかりと水分をとって、夕食後の摂取は控えるといいでしょう。夜中に起こしてトイレに連れて行くのはあまり意味がありません。おしっこを布団にするかトイレでするかの違いだけです。
 6歳を過ぎてもおねしょが続くようでしたら、小児科で相談されて下さい。薬の治療が必要なこともあります。
 たまに小学6年生の親子で来られて「実はまだおねしょが時々あります。来週から修学旅行に行くので旅館で失敗したら友達にばれてしまって恥ずかしいので、おねしょを治す薬を出して下さい」と受診されることがあります。切羽つまった感じで、なんとかしたいのですが、急にそう言われてもすぐには対応できません。別の病気の可能性もありますので、検査をして正確な診断が必要です。その上で、適切な治療薬の選択をして、しばらく治療をしてうまくコントロールされるか観察する必要があります。もう少し早く、小学高学年になるまでには相談してほしいと思います。
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