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小児科
病気のはなし
9. 水ぼうそう(水痘)
2008年7月
 水痘帯状疱疹ウィルスが口や鼻から体に入ることによって起こります。2〜3週間の潜伏期のあとに症状が出てきます。また、発疹が出る1〜2日前からすべての水疱がかさぶたになって治るまで感染力があり、まわりの人にうつします。冬から春にかけて流行しますが、一年中いつでもみられます。
 症状は、初めに発熱があって1〜2日後に発疹がでる場合と、熱は出なくて発疹だけがでる場合があります。
 まず、かゆみのある発赤が現れてきます。数が少ないと虫刺されと区別がつきにくいです。次第に盛り上がってきて水ぶくれになります。1週間くらいで黒いかさぶたになります。全部の発疹がかさぶたになれば、登園・登校してもいいです。
 かゆいので引っ掻いて細菌が感染してとびひ(膿痂疹)になることがあります。このような場合は、治った時に皮膚に少しあとが残ることがあります。なるべく掻かないように気をつけましょう。
 水痘にかかっても元気なことが多く、お風呂はどうするのかよく聞かれます。シャワーにはかかってもかまいません。ゴシゴシこすらないように、石鹸の泡でやさしく洗いましょう。むしろ汗を流して皮膚を清潔にしておくほうがいいと思います。1週間も家の中に閉じこもっているとストレスがたまることがあります。お子さんが外に出たがれば、連れて出て気分転換をすることもいいと思います。ただし、水痘にかかっていない子どもさんとは会わないようにして下さい。
 治療は、抗ウィルス剤を内服します。少し早くかさぶたになり、症状が軽くなります。健康な子どもさんの場合は内服しなくてもあまり問題はありません。しかし、免疫不全や病気でステロイド剤や抗癌剤をのんでいる子どもさんは水ぼうそうにかかると重症になり、命にかかわることもあります。このような時は抗ウィルス剤をすぐに使用します。発疹のかゆみには塗り薬をつけます。
 予防はワクチンを受けることです。1歳になるとできますが、任意接種なので費用がかかります。ワクチンを受けても絶対にかからないわけではなく、約1割の人が水痘にかかってしまいますが、軽くてすみます。
 また、水痘にかかっていない人が水痘の人に接触した時は3日以内だったらワクチンを受けると効果があります。発症しなかったり、かかっても軽くてすみます。2〜3週間後に水痘を発症すると大変困るときにはおすすめしています。
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