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小児科
病気のはなし
6. 感染性胃腸炎
2008年2月
 感染性胃腸炎というよりは嘔吐下痢症といったほうがわかりやすいかもしれません。ウィルスや細菌が口から入りこんで、胃腸で増えて、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの症状がでてきます。
 原因のウィルスとしてはロタウィルス、ノロウィルス、アデノウィルスなどがあり、細菌ではキャンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌などがあります。
ウィルス性胃腸炎
おなかのかぜとよく言われます。冬季(秋〜春)に多く、口からウィルスが入り、小腸の細胞に感染して胃腸炎をおこします。主な症状は、血便のない下痢(一日数回〜10数回で白〜黄色〜緑〜茶褐色)、嘔吐、発熱、腹痛がみられます。大体、一週間で回復します。
1. ロタウィルス胃腸炎
乳幼児に多く、感染力がつよいので保育施設でよく流行します。下痢の回数が多く、水様で白色〜クリーム色の便がみられます。
2. ノロウィルス胃腸炎
乳幼児から学童、成人まで広く感染します。嘔吐は強いですが、一般には軽症です。食中毒の発生があることでも知られています。生ガキなどが原因となります。1分以上加熱(85℃以上)すれば大丈夫です。
細菌性胃腸炎
一年中ありますが、季節は夏に多い傾向があります。口から食べたもので感染します。症状は発熱、下痢(粘液や血便がみられることが多い)、嘔吐、腹痛などがみられます。
1. キャンピロバクター腸炎
感染源として多いのが鶏肉です。よくあるメニューは、鶏の唐揚げ、焼き鳥です。エピソードとして多いのはバーベキューやキャンプの後です。中まで十分な加熱がなかった時におこります。鶏肉を食べていなくても包丁、まな板を介して感染することがあります。
2. サルモネラ腸炎
感染源として多いのが鶏卵です。ペットのミドリガメから感染することもあります。よくあるメニューは卵かけごはん(生たまご)、半熟卵です。症状はキャンピロバクターよりも重症なことが多く、入院が必要なことがあります。感染後は数週間、ときには数ヶ月間にわたって、便中に菌が出ることがあります。
3. 病原性大腸菌
普通の大腸菌は健康な人の腸内にいて、病原性はありません。ある特定の大腸菌は下痢をひきおこし、病原性大腸菌といわれています。乳幼児がかかることが多いですが、自然に治ることが多くあまり心配ないです。このなかで、腸管出血性大腸菌はほかの病原性大腸菌とは違ってベロ毒素を出して重症な病気になることがあります。O-157が有名です。感染源は牛肉や加工品、まな板を介した野菜などです。
4. 黄色ブドウ球菌
化膿性の病変をおこす代表的な細菌で、よく食中毒をおこします。ブドウ球菌からの毒素(エンテロトキシン)が原因です。調理する人は指先の化膿した傷には気をつけましょう。潜伏期間は3時間と短く、嘔吐、腹痛、下痢がおこります。
感染性胃腸炎、食中毒の予防のためには以下のことに注意してください。
(1)手洗いを十分にしましょう
(2)まな板、包丁を清潔に使用しましょう
(3)手指に化膿した傷があれば、手袋をしましょう
(4)調理には十分な加熱をしてください
(5)冷蔵庫内には細菌がいると思ってください
(6)吐いたものはすばやく手袋をして片付けましょう
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