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小児科
育児のはなし
9. 乳幼児の誤飲について
2011年3月
 お子さんは、生後5か月を過ぎたら何でも口に入れるようになります。誤飲の事故は5歳未満で多くみられます。1位がタバコ、2位が家庭用品、3位が医薬品です。
 タバコ1本のニコチンがすべて吸収されると子どもでは致死量になりますが、食べにくいので1本全部を飲みこむことはほとんどありません。少しかじったくらいでは、大丈夫です。
 危険なのは、灰皿がわりにした缶のジュースや灰皿にいれた水などで、大量のニコチンが溶け出しており、誤飲すると重い中毒を起こします。
 家庭用品では、化粧品のうち香水、オーデコロン、マニキュア除光液、染毛剤は危険です。漂白剤、ボタン型電池、灯油、ホウ酸団子にも厳重な注意が必要です。
 大人は子どもの前で安易に薬を飲まないで下さい。真似をして、テーブルの上に置いてある大人の薬を何個も飲んでしまうことがあります。また、くすり好きのお子さんは冷蔵庫に入れてある病院で処方されたシロップ剤を自分で取り出して、一度に飲んでしまうこともあります。
 乳幼児の誤飲は親の責任です。ちょっと目を離した隙におこります。日頃からお子さんの目線で、手の届くところに危険なものは置かないように注意してください。
 もし、何か誤飲してしまったら、あらかじめ医療機関に電話をしておいて、誤飲したものの残りや説明書や容器などを持って受診して下さい。もちろん、顔色が悪かったり、呼吸が苦しそうな場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
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