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整形外科
日常的な疾患Q&A
20. 単純性股関節炎
2014年4月
Q. 6歳の息子が今朝から左のつけねを痛がって歩きたがりません。前日には特別に
  変わったことはなかったのですが、、、(30歳母親)
A. 小児で外傷もなく発熱もなくて股関節を痛がる場合には単純性股関節炎を考えます。急性の股関節痛を生じる一過性の滑膜炎です。1〜2週間前に風邪をひいたなどのウイルス感染がきっかけとなっている場合もありますが、原因はよくわかっていません。
 股関節内に水腫(水が溜まる)が出現しますので股関節の動きが制限されます。屈曲伸展(曲げる伸ばす)、外転内転(開く閉じる)、内旋外旋(捻じる)、開排(外旋+外転)の全ての方向に可動域制限が起こります。動かすと痛がり、跛行(足を引きずった歩き方)症状を認めます。慢性進行性の痛みではなくて比較的急性に発症する痛みが特徴的です。発熱もなく血液検査でも異常はありません。
 上記のような病状の特徴と股関節の運動制限があり、レントゲンで腫瘍性疾患やペルテス病などの器質的疾患が否定できれば単純性股関節炎と診断しても良いと考えます。時に関節水腫を反映してレントゲンで関節の隙間の幅に左右差を認めることがあります。超音波エコーで水腫を直接認めると診断は容易です。
 ほとんどの場合、1〜2週間の安静で自然治癒します。運動を控えて、カロナールなどの鎮痛剤による対症療法で経過観察することを勧めています。
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