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整形外科
日常的な疾患Q&A
16. 頚椎症性神経根炎
2012年12月
Q. 2日前に頚が痛くなり、寝違えと思ったのですが、今日から右の肩甲骨の横の痛みが強くなり、右母指のしびれも出てきました。(46歳男性)
A. 頚椎の内部には脳から脊髄が下降しています。椎間板のレベルで脊髄から分かれて神経根になります。神経根は鎖骨の上部で束になって腕神経叢となり、末梢神経として手指に向います。その神経根が椎間板のレベルでヘルニアや骨棘によって圧迫されると炎症を起こして背部痛とともに上肢にしびれ感や放散痛を生じます(頸椎症性神経根炎)。頚椎を後方に反らして痛みのある側に回旋すると神経根が圧迫され痛みを誘発します。
 パソコンの業務をする人に多いようです。長時間パソコンに向かっていると姿勢が猫背となり、猫背になるとモニターが見えにくくなるので、無意識に頚椎を後ろに反らした姿勢となることで神経根を長時間圧迫し発症すると推測します。
 頚部の姿勢に注意すること、ショルダーバッグなどの重り負荷をかけないことが大切です。医療機関では消炎鎮痛剤の内服や牽引治療を勧めることが多いと思います。
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