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整形外科
日常的な疾患Q&A
2. ばね指
2006年8月
Q. 半年ほど前から右手の母指と中指の付け根が痛くなりました。仕事柄、ハサミを使うことが多いのですが、仕事が終わると痛みが強く、翌朝には指を曲げることができません。ゆっくり握っていくと中指が引っ掛かったように今度は伸びなくなってしまいます。(51歳女性)
A. 指の屈曲は、手のひら側にある屈筋腱によって行われます。この腱は指の付け根のところで靱帯性腱鞘という、いわば腱のトンネルの中を滑走しています。指を使い過ぎるとこの腱とトンネルが擦れて炎症《腱鞘炎》を起こします。炎症が慢性化すると腱がトンネルの出口または入口で引っ掛かって屈伸時にスムーズに滑走しなくなるため、曲げにくい、あるいは伸ばそうとすると『カクッ』とばねのように弾かれて伸びる症状が出現します。この状態を『ばね指』と呼んでいます。ばね指は、仕事やスポーツなどで手をよく使う人や関節リウマチの人に見られます。親指、中指、薬指に多く発生し、特に更年期の女性に多いようです。ばね指の治療は、軽症の場合は安静、消炎鎮痛剤、湿布・塗布薬、物理療法などが行われていますが、軽快しない場合にはトンネル内に炎症を抑えるステロイド薬を注射する方法も有効です。それでも効果が認められない場合や、指が伸びない場合にはトンネルを開放する手術が必要となる場合もあります。
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