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日常的な疾患
ロコモの評価

Q. ロコモは自分でも評価できますか?(54歳女性)

 

A. ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)は、運動器の障害のために移動能力の低下を来した状態です。高齢者に多い運動器疾患は、変形性膝関節症、変形性腰椎症とそれに伴う腰部脊柱管狭窄症、骨粗鬆症とそれに伴う骨折です。
 ロコモの評価方法には、リスクに気付くための7項目の質問からなるロコチェックがありますが、簡単な自己チェック方法に『片脚立ち20秒』があります。左右どちらか一方でもヨロヨロするようであれば『ロコモの可能性あり』です。
 2015年5月に日本整形外科学会がロコモの進行度を評価する『ロコモ度』の判断基準を公表しました。ロコモ度テストには、高さ10~40cmの台から両脚または片脚で立ち上がることができるか否かを評価する『立ち上がりテスト(下肢筋力を評価)』、大きな歩幅で2歩進み、その2歩幅を身長で除した2ステップ値で評価する『2ステップテスト(歩行速度と相関)』、運動器の日常生活動作に関する質問票『ロコモ25』の3つがあります。『ロコモ度1』と判定されると、移動能力の低下が始まっている段階で、定期的な運動を推奨しています。『ロコモ度2』は移動機能の低下が進行している段階であり、整形外科専門医の指導が必要です。
 詳しくは、ネットで “全国ストップ・ザ・ロコモ協議会”を検索参照下さい。