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足底腱膜炎

Q. 一日中、立ち仕事をしています。1ヵ月前より、朝方ふとんから起き上がって歩き始めに左踵に痛みが出てきました。だんだん痛む時間が長くなってきています。(54歳女性)

 

A. 足を内側面から観察すると、岩国の錦帯橋のような長軸アーチが土踏まずを形成しています。足底部には足趾の付け根から踵の骨に向かって足底腱膜が弓の弦のようにピンと張って長軸アーチを支えています。アーチを上から潰すように荷重が加わることで足底腱膜の踵骨付着部に負荷が加わり、繰り返すことで炎症や腱膜線維の微小断裂を起こします。
 この足底腱膜炎は、ランニングを繰り返すスポーツ選手や立ち仕事を続けている中年の女性に多く発生します。下駄などのクッションのない履き物を履くと起こりやすいようです。起床時の歩き始めの数歩が痛い、長時間歩くと痛むなどの症状が特徴的です。
 治療は、クッションの良い靴を履くこと、荷重によるアーチの潰れを防止するアーチサポートを靴の中敷きとして挿入することが勧められます。足底腱膜とアキレス腱・ふくらはぎは発生学的に踵骨の骨膜を介在して連続性があるといわれていますので、両者のストレッチングも大切です。難治例では、夜間就眠時に、足関節を直角位で固定するシーネを使用すると有効であると云われています。発症後6カ月しても改善しない場合は体外衝撃波疼痛治療術が保険適用になっています。当院でも行っておりますが、治療効果は優れており80%以上の患者さんが満足されています。