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肋骨骨折

Q. 3日前に風呂場で滑って転倒し、浴槽で右胸を打撲しました。だんだん痛みが強くなってきました。骨折が心配です。(72歳女性)

 

A. 高齢者では、骨粗鬆により軽微な外力でも骨折の発生が危惧されますし、また脳梗塞・心筋梗塞後に抗凝固剤の内服を続けておられる方も多くなってきており、受傷部からの血腫の拡がりも気になるところです。骨折のない場合であっても、呼吸により患部の安静が維持できないので局所の痛みと腫れが引き続き悪化していく場合も多く、不安に思われる気持ちも理解できます。
 呼吸で痛みが増す、ピンポイントで痛む部位がある、胸郭全体を周囲から圧迫すると患部の痛みが強くなる、などの所見があると肋骨骨折を疑います。患部を中心とした肋骨の2方向レントゲン撮影を行って骨折の有無の診断を行います。経皮的血液酸素モニターで肺換気状態の低下が疑えれば、胸部レントゲン撮影により肺の状態を把握します。肋軟骨部の骨折や転位の少ない一部の肋骨骨折ではレントゲンで診断できない場合がありますが、最近では、エコーを診断に利用しています。骨折部のごくわずかな転位も血腫とともに診断できる場合も少なくありません。
 単純な肋骨骨折では、バストバンドによる固定、消炎鎮痛剤や湿布の使用により多くは数週間で治っていきます。